こんにちは。アスリート薬剤師 with ファイナンシャルプランナーのじんじんです。
今回も薬物乱用防止教室シリーズです(勝手にシリーズ化していますが…)。
これまでにも宣言していますが、じんじんはプロの薬物乱用防止教室の講師を目指しています。
このシリーズ第2弾となる今回も、これまでのじんじんの薬物乱用防止教室のスライドなどを紹介しながら、薬物乱用防止教室の魅力をお伝えします。
学校関係者の方や薬剤師業界の方で、ご自身が薬物乱用防止教室の講師を担当しなければならないという方もおられるかもしれません。
このブログを見て、じんじんのスライドなどを参考にしていただくのはwellcomeです。
そして、できればどこかに「参考:アスリート薬剤師 with ファイナンシャルプランナーのじんじん氏のスライド」などと記載いただけるといいなと思っております。
もちろん、「代わりに講師をやって!」という依頼も心よりお待ちしています。
罰則・刑罰は対策として有効なのか?
これまでの薬物乱用防止教室といえば、「脅かして手を出させないようにしよう」という考えが根底にあったような気がします。
その「脅かして」の一部が「逮捕されるぞ!」だったのではないでしょうか?
みなさんが学生の頃(いまの学生さんでも)の薬物乱用防止教育といえばこの「薬物=犯罪」で「犯罪=刑罰」という方向性だったのではないでしょうか?
じんじんはそれはあまり好きではありません。
だって、「罰を与えれば抑止力になる」ってあまりにも乱暴だと思いませんか?
もちろん「薬物に手を出した人が悪い」という意見があることは承知していますし、全く理解できないわけではありません。
もし本当に罰を与えることが効果的なのだとしたら、次のスライドはどう説明したら良いのでしょう?
「罰を与える」ことじゃなく「繋がりをつくる」こと
じんじんは本当の薬物乱用対策とは「逮捕して罰則を与えること」じゃなくて、「理解して繋がりをつくること」なんじゃないかと思います。
薬物乱用の過去を公にしても、理解して、同じ過ちを繰り返さないように、あるいは薬物乱用に陥るような環境にならないように支援してくれる『誰か』とのつながりが必要なんじゃないでしょうか?
薬物に手を出した人だったら、孤立しても自業自得なのでしょうか?
そんな社会であってほしくないです。
時には厳しい言葉をかける必要があると思いますが、つながりがなくなってしまったらその人は何を励みにその後の人生を歩んでいけば良いのでしょうか?
失敗してもやり直せる、やり直すために頑張る人には手が差し伸べられる。
そんな温かい社会であってほしいですし、そういう社会を作っていくための薬物乱用防止教室であるべきだと思います。
次回予告
次回のこのテーマの記事では、「どうして薬物に依存してしまうのか?」というようなことを、これまた何度もお名前が登場している松本俊彦先生の著書を参考にお伝えしてみることを予定しています。
お楽しみに!
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