じんじんの読書①〜喜多川泰 著「運転者」〜

雑記

皆さんこんんちは。

アスリート薬剤師のじんじんです。

またまたブログの更新が完全に止まっていました。

申し訳ありません。

昨日から新年度ということもあり、改めて「ちゃんと更新していこう」と心に刻みつけているところです。

さて、新年度第1回目は、じんじんの読書に関する内容にしたいと思います。

というのも、2022年の年末くらいから、なぜか読書量が増えているんです。

元々、じんじんは読書は嫌いではなかったんですが、”忙しい”とか、”読みたい本に出会えない”とか、色々と理由をつけて、読書から遠ざかっていました。

もちろん、人生を豊かにするのに、読書が有用であるということは、さまざまな人が仰っておられます。

そんなじんじんでしたが、1冊の本を読んでから、「本っていいなぁ」と再確認しました。

今回は、そんなじんじんに読書を再開させてくれた本をご紹介させていただこうと思います。

基本情報

タイトル:運転者

著者:喜多川泰

出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

発行日:2019年3月30日 第1刷

出会った経緯

じんじんはこの本を大好きなAmazonで購入しました。

購入したのは2022年の11月25日でした。

この頃、じんじんは職場の人間関係に非常に悩んでいました。

毎日一緒に仕事をする同僚と考え方や仕事の進め方、いろんな部分で違いが大きくて、日々の仕事の中で自分の中で溝が深まっていくのを感じる毎日でした。

人間関係を理由に転職するか、うまくいかない同僚をなんとかして辞めさせようか、あるいは現状を改善させる方法はないか、そんなことを毎日のように考えていました。

本当に追い込まれていて、仕事中も常にイライラ。

自宅に帰っても家族と言葉を交わすことすら面倒に感じる。

そんな毎日でした。

そんな時、たまたまSNSでこの本の書影を見かけました。

じんじんはいわゆる”自己啓発本”というものをあまりよく思っていませんでした。

「誰にでも通用するような考え方なんてないはず」

「本を読んだだけで何かが改善するような甘い世の中じゃないよ」

そんな批判的な気持ちだったんです。

でも、なぜかこの「運転者」という本の書影を見たときは素直に

「読んでみようかなぁ」

と感じ、すぐにAmazonで注文しました。

本が届いて、すぐに読み始めましたが、どんどん読み進んでしまい、その日のうちに読み終えてしまいました。

でも、なんとなく消化不良な感じがしたので、翌日もう一度読みました。

決して難しい内容ではないですし、とても読みやすい本でした。

1回目はたくさん気になる部分があり、目移りする感じだったのですが、2回目を読み終えたときに自分なりに大事な部分が固まった感覚でした。

そして、ぜひ多くの方にこの本をお勧めしたいと思ったのです。

じんじんは”書評”というほど立派なことは書けません。

でも、じんじんが読んで心に残った部分を紹介させていただき、書ける範囲内で自分なりの感想や考えも合わせて書かせていただこうと思います。

じんじんが思うこの本のあらすじ

ある男性が、自分は運が悪くて、何もかも上手くいかない人生だ〜って感じていました。

ある日、特別なタクシーと出会いました。

そのタクシーの運転手さんとのやりとりの中で、自分を見つめ直して、物事の捉え方を見直していくことができました。

結果として人生が好転していきました。

心に残った部分は

運が劇的に変わる時、そんな場、というのが人生にはあるんですよ。それを捕まえられるアンテナがすべての人にあると思ってください。そのアンテナの感度は、上機嫌のときに最大になるんです。逆に機嫌が悪いと、アンテナは働かない。最高の運気がやってきているのに、機嫌が悪いだけでアンテナが全く働かないから、全ての運が逃げていっちゃうんです。

運は<いい>か<悪い>で表現するものじゃないんですよ。<使う><貯める>で表現するものなんです。だから先に<貯める>があって、ある程度貯まったら<使う>ができる。

とにかく頑張っても報われない時は運が貯まっているんですよ。

人生において『誰のせいでこうなったと思ってるんだ』なんてセリフ、二度と使っちゃダメですよ。だってね、あえて言うとですよ、あなたのせいでそうなったんですから。

基本姿勢が不機嫌な人に、毎日の人生で起こる幸せの種を見つけることなんてできない。

自分の人生にとって何がプラスで何がマイナスかなんて、それが起こっているときには誰にも分かりませんよ。どんなことが起こっても、起こったことを自分の人生において必要な経験に変えていくというのが、<生きる>ってことです。だから、どんな出来事だってプラスにできますし、逆にどんな出来事もマイナスに変えてしまうことだってできる。

じんじんなりの受け止めと感想

初めて人に勧めてみようかなと思った本でした。

元々ほとんどの方がそうだと思いますが、じんじんも運というものは<いい><悪い>だと思っていました。

だから、誰かを羨んだり、不満を抱いたりしていたんだなと気付かされました。

物事がうまくいかないときに「今は運を貯めているときなんだ」と思うように意識するだけで、思った以上に心が軽くなりました。

じんじんは病院の薬剤師ですが、この本を読んだ数日後に勤務先の院長から「なんかちょっと前より元気だね。なんかあったの?」と聞かれました。

じんじんが人間関係がうまくいかなかくて悩んでいたことを院長はご存知だったので、「ある本と出会って、なんかちょっと変わるきっかけをもらったような気がして」とだけ伝えました。

今でも色々と壁にぶつかってイライラしたり、落ち込んだりします。

でも少し時間が経つと「あぁ、今は貯めているときだな」とか、「不機嫌にしてたらチャンスを逃すぞ」と思えることも増えてきました。

そして、問題の同僚ともなんとか一緒に仕事をしています。

全てを受け入れられるようになったわけではありませんが、なんとなく大丈夫になりました。

人間関係に限らず、最近「なんで上手くいかないんだろう」と思うことが多いと感じている方にはぜひ読んでいただきたい本だと思います。

ただ、本についている帯には「報われない努力なんてない!」と書いてありましたが、この帯だけを見ると『根性論で努力を促す』ような印象を持ってしまいそうです。

プロが書いている”帯”に対して不満を言うなんて烏滸がましいことですが、一読者として感じたことでした。

新年度、新しいことを始めてみようかなぁと思っておられる方も多いと思います。

もし「読書でもやってみるか」と思われた方は、手に取って読んでみてください。

何かが変わるきっかけになる可能性があると思います。

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