じんじんの読書②〜世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論〜

読書

こんにちは。

アスリート薬剤師のじんじんです。

またしばらく更新が止まっていました。

実はじんじんは先日、人生三度目のぎっくり腰に襲われました。

最初の2日間は座ることもままならず、PCに向かうこともできませんでした。

もちろん仕事もお休みをいただく他ありませんでした。

そして3日目からは痛み止めを飲みながら仕事に行きました。

そうすると、休んでいた2日間の仕事を同僚が片付けていくれていて……

なんていう素敵なことは起こっておらず、溜まりに溜まった仕事を消化していく日々になりました。

やっと落ち着いてきてPCに向かうことができたのが今日ということになります。

今回はじんじんが読んだ本をテーマにする第2弾です。

読書好きな方、海外文化が気になる方、幸せになりたい方、必読です!

基本情報

タイトル:世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論

著者:永崎裕麻

出版社:いろは出版

発行日:2015年11月27日

じんじんとフィジー

外務省事業でフィジー共和国へ

まず初めに、皆さんの中で“フィジー共和国”という国に行ったことのある方はどれくらいおられるでしょうか?

実はじんじんはこれまでの人生で海外旅行の経験が1回しかありません。

そのたった1回の行き先が“フィジー共和国”でした。

これはじんじんの高校1年生が終わって2年生になるタイミングの春休みのことでした。

村山総理(当時)が平成7年に提唱し、相互理解と友好関係を深めることを目的として始まった外務省の事業である「日本・太平洋島嶼国若人交流計画」でのフィジー訪問でした。

この計画は、平成16年度で終了しましたが、それを発展させ、引き継ぐ形で「日本・PIF未来創造高校生交流事業」へと移り変わりました。

これらの計画・事業は以下のような目的と位置付けられています。

太平洋島嶼国・地域には、南国の楽園というイメージが先行しますが、第二次大戦中に激戦地となり、多くの尊い人命が失われた場所です。また、現在においても、地球温暖化による水面上昇や環境破壊等の問題を抱えています。
 「日本・PIF未来創造高校生交流事業」は、日本とこれらの国々の若い世代の相互理解と交流の促進を図り、次世代のリーダーとなる高校生同士が相互の歴史について認識を深め、太平洋の隣人として未来に向けて友情の絆を強めることを目的としています。
 さらには、これら太平洋島嶼国・地域が抱える問題について、若い世代間で共通の認識を持ち、解決策を探ることも目的(成果)とします。

外務省ホームページ https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/pif/hs_koryu/gaiyo.html

じんじんはこの時にフィジー共和国に派遣していただきました。

フィジーでの異文化体験

そこで本当に貴重な異文化体験をさせていただきました。

滞在中はホームステイをさせていただきましたが、ホストファミリーはインド系のフィジー人ファミリーでした。

イスラム教徒であったため、1日に何回もお祈りをしていました。

その間は放っておかれるのでちょっと寂しかったことを思い出します。

とはいえ、本当に笑顔あふれる国だったなぁと思います。

乗合バスには窓ガラスがはまっておらず、タクシーのフロントガラスにはヒビが入っていて当たり前というような、経済的豊かさとは距離のある暮らしが至る所に見られました。

でも、みんなゆったり暮らしているようでした。

集合時間には誰も来ません。

この時の事業ではじんじんを含め6人の高校生が派遣され、それぞれホストファミリーと過ごしていましたが、どのファミリーも集合時間は無視です。

なんなら、交流先の学校の校長先生でさえも集合時間には現れませんでした。

でもこれが“フィジアンタイム”なんだそうです。

約1週間の滞在でしたが、「5分前行動」と躾けられていたじんじんにとっては最後まで馴染みづらい文化でした。

とはいえ、とっても素敵な時間を過ごし、大好きな国となったことは間違いありません。

この本と出会った経緯

これは実はAmazonのおすすめに挙がってきたというのが正直な出会いです。

ただ、じんじん唯一の海外滞在経験先となったフィジー共和国という名前が入った幸福論の本ということでとても興味が湧きました。

皆さんもそうだと思いますが、できることなら『幸福』を感じながら生きていきたいですよね。

じんじんもそうです。

そしてこの本のタイトルを見た時に、フィジー人のゆったりした生活や笑顔が思い出されました。

迷わず注文して、届いてすぐに一気読みしました。

じんじんが感じたポイントや感想

大雑把まとめ

この本の内容を大雑把にまとめると(フィジアン的まとめとも言えるか?)

  1. フィジーの文化や習慣が幸福につながることを説明している
  2. 西洋的な幸福論とは異なる、我々からすると風変わりに感じる幸福の追求が提唱されている
  3. フィジーの人々が自然との調和や家族や共同体とのつながりを重視することで、豊かな精神的な充足感を得ていることが示されている
  4. 共同体や家族、自然環境とのつながりを大切にすることで、人々がお互いに助け合い、感謝することで幸福を実現していることが説明されている
  5. フィジーの文化や習慣を通じて、読者が幸福について新しい視点を得ることができる内容となっている。

幸福ってなんだろう

皆さんは自分の幸福についてどのように考えておられますか?

西洋的な幸福論では、成功や富、名声などが幸福をもたらすとされていますが、フィジーの幸福論は、そうした考え方とは異なるようです。

フィジーの人々は、自然環境や家族、共同体とのつながりを大切にし、お互いに助け合い、感謝することで幸福を追求しています。

例えば、「他の人から借りたお金を、自分より困っている人に渡す」なんてこと、日本の生活ではなかなか考えられませんよね?

そんなエピソードも書かれています。

このような我々からすると風変わりな幸福の追求ですが、フィジーの人々は豊かな精神的な充足感を得ているそうです。

この本を読んでみると、フィジーの文化や習慣を通じて、幸福について新しい視点を得ることができます。

我々に馴染み深い西洋的な幸福論にとらわれることなく、自分自身の幸福について考えてみるきっかけが得られるかもしれません。

つまり、西洋的な幸福論とフィジーの幸福論の両方に触れることで、より幸せな人生を送ることができるかもしれません。

まとめ

じんじんはAmazonで本を購入するときは、カスタマーレビューを無視します。

「他の誰かがどう評価していようが、自分が気になったら読んでみる」というスタンスだからです。

とはいえ、この本のAmazonのカスタマーレビューでは星5つ中4.6つと評価されています。

じんじんの感覚としてもそれくらい他の人におすすめしたいなと思うレベルです。

「今を幸せに感じられない」「幸せになるってどういうこと?」

そんなふうに感じて毎日を過ごしておられる方にぜひ読んでみていただきたい本だと思います。

ぜひご一読を!

そしてさらに興味が湧いた方はぜひ足を運んで肌で体験してみてください!

世界が変わりますよ!

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